今回は普段の生活で気づいた話です。
と言っても、娘の話なので、
やっぱり子ども相手の話なんですけどね(笑)。
「ご飯をなかなか食べてくれない!」
「好き嫌いが多い!」
と困っているお母様たちは多いと思います。
娘も1歳手前くらいから
あれいやだ、これいやだ、あっちがいい・・・
好みが出てきたんだなあ、大きくなったなあ。
と、感慨にふけってばかりもいられません。
なかなか食べてくれないご飯は疲れますね。
そして、好きじゃないメニューの時は
手でつかんでポイッ!と
床に投げるようになりました。
むむむ、食べ物を粗末にするのは許さんぞ!
と、投げようとしたらすかさず手を掴んで止めたり
床に落ちる前にキャッチして再び口に運んだり。
投げたからといって食べなくてOKにはしていません。
ABAをしている親御さんなら当然ですよね。
(流石に床に落ちたものは
さりげなく同じものを食べさせる方式です)
ですが、なかなかポイッ!が減りません。
食べたくないから投げている、
でも投げても逃げられない、
なので減ると思ったのだけど・・・。
ここで「ポイッ!」の機能を”注目”かも?と
考え直してみました。
そして、次に投げようとした時、全然別のところを見て
全く気づかないふりをしました。
すると・・・
「なーんだ、止めに来ないのか、つまんない」
と思ったのかどうかはわかりませんが
私の顔を見て、投げるのをやめて自分で口に運んだのです!
そうか! 食べたくないから投げるのではなく、
慌てて止める私が面白かったのか。
こんな風に、介入しているはずなのに
標的の行動が全然減らない!
という時は、機能を考え直してみてくださいね。
ちなみに、主人はABAは知らないので
ついつい反応してしまっていました。
なので、娘は私と2人の時は投げないけど、
主人がいる時は投げる、というのをしばらく続けていました。
これは、主人に説明して全く反応しない、
というのをやってもらったらなくなりました。
「一貫性が重要」というのもわかりますね!
日々ABAセラピーをやっているつもりでも、
意外と気づいていないこともあるかもしれませんね。