前回の記事で書いた通り
ABAは『療育』のイメージが強いかと思います。
障がいの有無にかかわらず使える!
ということで、
今回は、私が家庭でどのように子どもに対応しているかをお伝えします。
ちなみに、我が子は小学生低学年と、未就学の2人です。
例えば、お茶が欲しい時に・・・
「ママ、お茶ちょうだい」
と言ってくれれば完璧ですね。
毎回こう言ってくれるといいのですが・・・
「お茶!」
とか
「ママーお茶!」
しか言わない時ありますよね。
そんな時、私はお茶はあげません!
文章で要求してほしいからです。
なので、その時々で色々変わりますが、
「外した」反応をします。
「ママはお茶じゃないでーす」
と言ったり、
「ちゃ・・・茶碗蒸し」
としりとりを始めてみる時もあります。
大抵はそれで気づいて
「お茶ちょうだい」と言い直してくれます。
なぜ文章で要求するようにして欲しいかというと、
家以外やお茶以外のものが欲しい時、
家族以外に何かを要求したい時など、
様々な状況においても
「文章で要求を伝える」
ことができるようになって欲しいからです。
食事中に「お茶」と言われれば、
まあ「お茶が欲しいんだろうな」
と察することはできます。
でも例えば外出中に「水」と言われたら、
水が飲みたいのかもしれないけれど、
もしかしたら水たまりを見つけて
言ってみただけかもしれません。
外で、他の人に「お茶」と言って
その人が注いでくれるかもわかりません。
なので
できるだけ多くの人に間違いがなく伝わる方法での要求を
いつもできるようになって欲しいと思います。
内容はお子さんのスキルレベルに
あわせて変えてみてくださいね。
発語が1語のお子さんなら「お茶」でもOKです。
でもお茶が欲しいと
コップをガンガンテーブルに打ち付ける
のではダメですね。
発語がないお子さんなら、
コップを打ち付けるのはダメでも、
コップを指さすならOKとしても良いでしょう。
まずは家族に伝わる方法で、
次に他の人に対しても伝わる方法か?
と考えてみてください。
プロンプト(=手助け・補助)も
「お茶が何?」
「お茶が欲しい時はなんていうの?」
「お茶ちょうだいって言って」
など
お子さんやその時の状況にあわせて変えてあげてください。
このように
日常生活の中でも適切なスキルを教えていくことで、
日常生活の場面で使えるようになったり、
他の場面に般化(応用)することが期待できるのです☆
本日のキーワード
ABA
要求言語
できるだけ多くの人に間違いがなく伝わる方法での要求
文章で要求を伝える
状況にあわせる
スキルレベルにあわせる
プロンプト
般化