今回は行動が減ったり弱まったりする原理
「弱化」
のお話をします!
弱化とは弱くするという意味ですが
英語ではpunishmentと言います
行動の方程式に当てはめて
1つの行動がどのように弱化されるのか見ていきましょう
A(きっかけ):寒かったので(痛みなし)
B(行 動):火のついているストーブを触ったら
C(結 果):火傷した(痛みあり)
ストーブやアイロンのような
熱いものを触ろうとしないのは
触ることによって火傷することで
行動が「弱化」されているからなのです!
この学習経験から人間や動物は
不快なことが起こるような行動が減る(弱まる)のです!
このC(結果)のところに出てくるものやことを
「嫌子・弱化子」(デメリット)と言います
英語ではaversive stimulusと言います
行動をした結果この「デメリット」があると
その行動は「弱化」され、行動が減ったり弱まったりします!
弱化にも強化同様に2つのパターンがありますが
今回のパターンは嫌子出現による弱化(正の弱化)
英語ではpositive punishmentと言います
行動の後に嫌子なものが出てくると
その行動は弱化されるのです!
これもまた強化同様にすごく単純なメカニズムですが
このメカニズムこそ人間と動物に対して
最も負担が大きい原理なのです☆
A:きっかけ
B:やってほしくない行動
C:その行動ができたら嫌子を提供する
とやってほしくない行動が弱化(減る、弱まる)されるのです!
次回は「罰と弱化の違い」についてお話しします
それでは今日のキーワードです
・行動の原理
・弱化
・弱化子
・嫌子
・デメリット
・嫌子出現による弱化