人間の行動が
行動が増えたり強まったりする原理を
「強化」
と言いました
そしてAーBーCのC(結果)の部分でメリット(好子・強化子)があると
その行動は強化される「正の強化」という原理がありました!
実は強化にはもう1つの原理があります
今回は「負の強化」についてお話しします
「負」が何を表しているかというと
AーBーCのCの部分には
「嫌子・弱化子がなくなる」ことを意味しています
つまり行動(B)をした結果(C)
嫌なことやものがなくなると
行動は増える・強まるということです!
では具体例をみていきましょう!
A(きっかけ):頭が痛いので(痛み(嫌子・弱化子)がある)
B(行 動):頭痛薬をのん(だら)
C(結 果):頭痛が治った(痛みがなくなる)
痛みがあるときに痛み止めを飲もうとするのは
痛みという嫌子・弱化子がなくなる結果が
その行動を「強化」しているからなのです!
この学習経験から人間は痛みがあれば
痛み止めを飲んだりする行動が増える(強まる)のです!
行動をした結果この「デメリット」がなくなると
その行動は「強化」され、行動が増えたり強まったりします!
強化には2つのパターンがありますが
今回のパターンは嫌子消失による強化(負の強化)
英語ではnegative reinforcementと言います
行動の後に嫌子がなくなると
その行動は強化されるのです!
A:きっかけ
B:行動
C:嫌子がなくなる
と行動が強化(増える、強まる)されるのです!
次回は行動原理②-1「正の弱化」についてお話しします
それでは今日のキーワードです
・行動の原理
・強化
・負の強化
・嫌子・弱化子
・デメリット
・嫌子消失による強化